前のホールで犯したミスをに拘泥しすぎたりラウンド中に最終スコアーを気にし始めるのは意味のないことだ。(89ページ) |
われわれは、過去や将来に関わることに気をとられて、現在のことに気がつかないまま多くの時間を過ごしている。 |
認識力の強化法について 1、席の着く(静かに座る)
武道の修行をする者にとっての基礎訓練は、正座をして集中力と認識力を高める練習である |
「背筋を伸ばして座ることは、自分自身ばかりでなく世界に対して自分は勇者であり、本物の人間であることを宣言することなのだ」
チョギャム・トウルハン師
自署「シャンバラ 戦士の聖なる道」より引用(禅ゴルフ91ページ) |
2、集中力を高める
これは、難しいエクササイズが含まれているので要点のみ。 われわれが体験するもののすべてについて、あるがままの形で認めることである |
息を数えることと大地を踏みしめて歩くことに集中すれば(ゴルフの)現時点に焦点の絞って自分の置かれた状況を認識する能力が高まる(91〜94ページ) |
明日、出張なのでお休みします |
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出張なので休みます |
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3、現時点を生きる
呼吸に集中する練習で得られた経験は、認識力に転換できる。吐く息に乗って、意識が体の前に広がる空間に漂いでる感じを味わうように努める。 |
呼吸と意識を出来るだけ一体化させるのである。・・・次に息を吐くとき、心と息を癒合させ、体の外に広がる空間を認識すること(95ページ) |
4.包括的認識力の重要性
息を吐くとき、意識を体の外に向かってあらゆる方向に広げる。最後には地平線まで届くのを感じるように努めたい。 |
人は人生のさまざまな場面で、ゴルフと同じように緊張と不安がなけれは最高の「ショット」ができる(97ページ) |
「PAR」戦略の第2ステップは、行動。行動のための理想的な精神状態下では、体と心が現在という時点においてひとつになり、自信と集中力に満ちて澱みなくなく機能する、 |
そうすれば、雑念や「過度の分析による麻痺状態」に邪魔されることなくショットすることができる(98ページ) |
切り替えを万全に
「何ごとにおいても、切り替えの時点では注意すべきである。現状が終焉し次の状況が発生する前の危険なときだからである。 |
このような狭間では気をつけないと事態を正しく認識する能力は簡単に喪失されてしまう。・・・以下省略」
バジラの評議員 オーセルテンジン師 (103ページ) |
切り替えという言葉から、大半の人は、バックスイングからダウンスイングへの切り返しを思い描くがそれだけではない |
1、練習場から1番ティーへの移動
2、一つのショットから次のショットのプランを練る間隔。(103ページ)つづく |
頭でプランを立て心でプレーするとき、人は最高のゴルフをする。この切り替えを行う際の成功への鍵は次の2つ。 |
意図したショットを鮮烈に心に描くことと体の緊張をほぐれ体の重心が徐々に下がっていくのを感じながら落ち着くことである(104ページ) |
最後の切り替えは、ショットとショットの合間に費やす時間への対応。この切り替えは、「済んだことは忘れるが、目先の事態に性急に突入しない」という意味です |
「過去は歴史、未来はミステリー。この瞬間を生きることは神様の贈物である」
(107ページ) |
体と心がスウィングのために一体化すると、それぞれの目的と存在理由と焦点が一つになる。しかし、次の場合は
あるホールで最後にパットをすることになって、振り返ったら後ろにフェアウェーで待つ組を見て、パットをはずとする。 |
体は、グリーン上にあっても心はフェアウェーの後ろの組にある。体と心が噛み合わない。(108ページ要約)
つづく
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ある選手が、最初の3ホールで、90センチのパーパットを外し怒ってパターを折ってしまった。残りをドライバーでパットしだした。すると結果「71」でホールアウトした。なぜ、成功したか。それは、フェースをラインに対してスクエアーに向け、正しいストロークでボールを転がすことに注意を向けたから。 |
彼の体と心は、現在という瞬間とプロセスにおいて噛み合いパットが入り続けたわけである。
(108から110ページ要約) |
毎週火曜日はこのコラムの定休日とします。 |
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アドレスの途中に戦略を変更したら、2つのことに注意する。最初に、心は新しい戦略になじませないといけない。新しい戦略を信じて全身全霊でとり組まなければならない |
次に体も新しい戦略になじませる時間を与えなければならない。(111ページ要約) |
気持ちが変わったら、新しいメッセージが心のいる場所に到着するためには十分な時間を体に与える必要がある。最高10秒はかかるだろう。 |
心と体を一体化させてショットの前のルーティーンを伸びやかに行い、自信をもってボールを打つことができる(112ページ) |